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◎電験とは


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1.電気主任技術者の任務と役割

  今日の私たちの生活に必要不可欠な質の高い電気を安定に供給するには、十分な技術・技能の
  もとに設計・施工された電気施設・設備を的確に運用し、保守点検を適切に実施し、その機能を維持していく必要があります。
  また、電気設備は高電圧・大容量であるため、施工や操作方法等を誤ると人体や設備に著しい危害、損傷を及ぼしたり、
  停電を招いたりする恐れがあります。
  これらの事故による社会生活への影響は非常に大きなものがありますので、電気施設の保安を確保するための法的規制の
  一つとして、電気主任技術者制度が設けられているのです。

  電気事業法では、電気工作物が技術基準に適合するように維持する義務を課すとともに、電気工作物の自主的な保安体制の
  一環として、事業用電気工作物の工事、維持および運用に関する保安監督をさせるため、主任技術者の資格を持つ者を選任し、
  届け出ることを義務付けています。また、他の従業員は主任技術者がその職務の範囲で行う指示に従う義務が定められていま
  す。


2.保安監督の範囲

  電気主任技術者の監督範囲は事業用電気工作物(水力設備、内燃力を原動機とするものを除く火力設備、原子力設備および
  燃料電池設備については、改質器を除いたもの)の工事、維持および運用の保安であり、電気工作物の電気設備全体を統括的に
  監督することが使命です。

免状の種類 監督の範囲
第一種電気主任技術者免状 すべての事業用電気工作物
第二種電気主任技術者免状 電圧17万V未満の事業用電気工作物
第三種電気主任技術者免状 電圧5万V未満の事業用電気工作物
(出力5000kW以上の発電所を除く)

3.電験制度の概要

 a.試験の種類

   電気主任技術者国家試験は、前記の主旨を踏まえ、「電気工作物の工事、維持および運用の保安に関して、
   必要な知識および技能」について実施されます。

  この国家試験には、次の種類があります。
  
   ・第一種電気主任技術者免状
   ・第二種電気主任技術者免状
   ・第三種電気主任技術者免状  に係る電気主任技術者国家試験

 b.受験資格

   各種類とも、学歴・年齢・性別・経験等の制限はありません。

 c.試験の程度(難易度)

   試験は、第二種電気主任技術者は、短期大学又は高等専門学校の電気工学科卒業程度、
   第三種電気主任技術者は、高等学校電気科卒業程度の学力が必要とされています。


4.試験方法の概要

  試験は、筆記試験で年1回行われます。
  第二種電気主任技術者は、一次試験と二次試験があり、二次試験まで合格した場合に免状が取得できます。
  二次試験は、一次試験に合格した者が受験することができます。
  
  第三種電気主任技術者は、一次試験のみです。


5.試験について

  <第二種電気主任技術者>
  
 A.一次試験の試験科目とその範囲
  
  試験科目は、次の4科目について行われます。

  @理論 : 電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測に関するもの
  A電力 : 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む)の設計及び運用ならびに電気材料に
         関するもの
  B機械 : 電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに
         電力システムに関する情報電装及び処理に関するもの
  C法規 : 電気法規(保安に関するものに限る。「電気設備の技術基準の解釈について」に関するものを含む。)及び電気施設
         管理に関するもの

  問題には、A問題とB問題とがあり、解答はマークシート方式です。

 B.二次試験の試験科目とその範囲

  試験科目は、次の2科目について行われます。

  @電力・管理 : 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む)の設計及び運用並びに
             電気施設管理に関するもの
  A機械・制御 : 電気機器、パワーエレクトロニクス、自動制御及びメカトロニクスに関するもの

  問題は、電力・管理は6題中任意の4題、機械・制御は4題中任意の2題を選択し、解答は記述方式です。

 C.一次試験の科目別合格制度

  一次試験は科目ごとに合否が決定され、4科目すべてに合格すれば一次試験に合格となって二次試験が受けられます。
  一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度あるいは翌々年度の試験では申請によりその合格科目の試験は
  免除されます。したがって、3年間で4科目合格すれば二次試験が受けられます。
  科目合格はこの期間を過ぎると無効となりますので、その科目については改めて受験し、合格する必要があります。

 D.一次試験留保制度

  二次試験には科目別合格の制度はありませんが、1回目が不合格でも翌年度の一次試験は免除され、
  二次試験から受験できます。なお、二次試験で最終的に不合格となった場合は、再度一次試験から受け直すことになります。

 E.合格基準および標準解答

  この国家試験は資格試験ですので、受験者の成績が所定の基準に達していれば、すべて合格となります。
  合格点は公開されておりません。100点満点として60点程度が合格ラインのようですが、70点程度取れていれば合格は
  間違いないようです。   
  一次試験は試験日の翌々日に、二次試験は試験日の3週間後に標準解答が、また、試験結果発表日に合格基準が
  パソコン用ホームページで公表されます。

  ホームページは、[こちら]へ。

 F.合格発表

  合格者の受験番号は、一次試験、二次試験とも官報に公示されるとともに、受験者本人宛に試験結果通知書(合否の通知)が
  送られます。
  また、電気技術者試験センターのホームページまたは携帯電話でも試験結果発表日(午前9:30更新予定)から約1ヶ月程度の
  期間、合格者又は科目合格者の受験番号の検索ができます。

   パソコン用アドレス  http://www.shiken.or.jp/

  携帯電話用アドレス  http://www.shiken.or.jp/cgi-bin/a.cgi/

  なお、個人の得点、採点内容等に関する問合せは受け付けておりません。

 G.免状交付

  二次試験に合格しても、免状の交付を受けなければ正式な資格とは認められません。
  したがって、二次試験に合格したら直ちに所定の申請を行い、免状の交付を受けてください。

  <第三種電気主任技術者>

 A.試験科目とその範囲

  @理論 : 電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測に関するもの
  A電力 : 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む)の設計及び運用ならびに電気材料に
         関するもの
  B機械 : 電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに
         電力システムに関する情報電装及び処理に関するもの
  C法規 : 電気法規(保安に関するものに限る。「電気設備の技術基準の解釈について」に関するものを含む。)及び電気施設
         管理に関するもの

  問題は5肢択一方式で、解答はマークシート方式です。

 B.科目別合格制度

  この試験には、科目別合格制度があります。すなわち、前項で述べた試験科目(4科目)の一部の科目に合格した場合には、
  科目合格となって、翌年度及び翌々年度(3年以内)の試験では、申請によりその合格している科目の試験が免除されます。
  つまり、3年間で4科目の試験に合格すれば、第三種電気主任技術者試験合格となります。

 C.合格基準および標準解答

  この国家試験は資格試験ですので、受験者の成績が所定の基準に達していれば、すべて合格となります。
  合格点は公開されておりません。だいたい6割程度以上取れていれば、合格は間違いないようです。

  試験日の翌々日に標準解答が、また、試験結果発表日に合格基準がパソコン用ホームページで公表されます。

 D.合格発表

  試験結果については、受験者本人宛に試験結果通知書(合否の通知)が送られます。
  また、電気技術者試験センターのホームページまたは携帯電話でも試験結果発表日(午前9:30更新予定)から約1ヶ月程度の
  期間、合格者又は科目合格者の受験番号の検索ができます。

   パソコン用アドレス  http://www.shiken.or.jp/

   携帯電話用アドレス  http://www.shiken.or.jp/cgi-bin/a.cgi/

  なお、個人の得点、採点内容等に関する問合せは受け付けておりません。

 E.免状交付

  試験に合格しても、免状の交付を受けなければ正式な資格とは認められません。
  したがって、二次試験に合格したら直ちに所定の申請を行い、免状の交付を受けてください。


★資格取得の概要(試験の情報)はこちら



6.受験合格者・合格者率について

  <第二種電気主任技術者>

年度 受験者 合格者 合格率
2011 一次 6,659名 1,047名 15.7%
二次 1,942名 219名 11.3%
2010 一次 6,786名 1,549名 22.8%
二次 2,636名 411名 15.6%
2009 一次 6,743名 1,805名 26.8%
二次 2,490名 255名 10.2%
2008 一次 6,693名 1,572名 23.5%
二次 2,251名 675名 30.0%
2007 一次 6,832名 1,222名 17.9%
二次 2,519名 245名 9.7%
2006 一次 7,038名 1,523名 21.6%
二次 2,285名 295名 12.9%
2005 一次 7,127名 1,581名 22.2%
二次 2,551名 545名 21.4%
2004 一次 7,536名 1,777名 23.6%
二次 2,702名 303名 11.2%


  <第三種電気主任技術者>
年度 受験者 合格者 合格率
2011 48,864名 2,674名 5.5%
2010 50,794名 3,639名 7.2%
2009 47,593名 4,558名 9.6%
2008 40,140名 4,361名 10.9%
2007 40,608名 3,647名 9.0%
2006 41,133名 4,416名 10.7%
2005 42,390名 4,831名 11.4%
2004 44,661名 3,851名 8.6%

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