新年のご挨拶

*2024年1月5日(木)


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2024年1月1日に発生した能登半島地震により被害を受けられた皆さま、
および関係者の皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
また、現在、被災者の救済と被災地の復興支援にご尽力されている方々に
深く敬意を表します。
今後も地震が続く可能性があるとのことですので、十分ご注意ください。
皆さまの安全と、被害が最少でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
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あけましておめでとうございます



2024年、甲辰(きのえ・たつ)を迎えました。
JTEXでは本年も、更なるサービスの向上に努めて参りますので、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。

ESGとSDGsによる企業経営が加速しています

地球温暖化による気象変動、いまだ収束しない新型コロナのパンデミック、ロシアのウクライナ侵攻などにより、地球環境への意識、世界の人々の健康と価値観、国際ルールが大きく変化してきています。

とくに気象変動とエネルギー・食料危機は、カーボンニュートラルを含むSDGsへの企業貢献を後押しし、ESG投資とSDGsは表裏一体でビジネスの方向性に大きな影響を与えています。

SDGsへの貢献とは、17色の円環マークを付けることでも、寄付行為を公開することでもなく、17の目標と169のターゲットに対し、企業活動として具体的に貢献していくことを指します。

ESG投資は、

  • E(Environment):温暖化対策、循環経済、省エネ、生物多様性などの環境課題
  • S(Social):人権、人的資本経営、働き方改革、女性活躍、地域社会貢献などの社会課題
  • G(Governance):内部統制、取締役会の役割、社外取締役などのガバナンス課題

の3点における企業の取り組みを投資先選定の視点とするものです。

SDGsの169のターゲットはESG各要素を包括しているため、SDGsに貢献しているかどうかがESG投資の重要な指標となってきています。企業にとっては、株価水準に関係する意味でも、SDGsへの取り組みが経営課題としての重要度を増しているのです。

SDGsを通じた社会課題への取り組みによって企業の事業機会が増加し企業価値が高まる、投資側は、SDGsに取り組む企業に対しESG投資を行うことでリターンを期待できるという循環が始まろうとしています。

人的投資-自律的主体的な学び・学び直しの支援が期待されています

企業は、従来、OJTを重視することで「現場力の高さ」を維持してきました。しかし、近年、組織・人員構成の変化や、リモートワークの急速な浸透により、OJTの機会が減少しています。

また、ビジネスに関わるあらゆる場面で、デジタル技術の活用が求められる技術革新が急激に進みました。このような変化は、企業内における上司や先輩の経験や能力・スキルの範囲を超えるものであり、OJTのみの人材開発では対応しきれない状況となっています。

急激な変化が進む中で、労働者は新しい成長分野の体系的な専門知識・スキルに加え、正解が見通せない仕事に対応するために必要な問題発見・解決能力を高めることが期待されています。

今後、女性活躍をはじめ多様な人材の活躍(ダイバーシティ&インクルージョン)が求められることで、労働者のキャリアの多様化が進んでいきます。個々様々な能力やスキルを新たに身につけるために必要な学び・学び直しの内容は各自異なり、労働者は自らの状況を踏まえ、自律的・主体的に取り組んでいく必要があります。

そこで、OJTやOFF‐JTを再定義し、自律的・主体的な学び・学び直しに対する意欲を喚起し、取り組みを継続させるような「自己啓発への伴走的な支援」が重要となります。

世界各国において、持続可能性と「人」を重視することは、新たな投資や成長につなげる動きが進んでいます。今こそ、労働者の「自己啓発支援」を充実・強化していきましょう。

JTEXは『やりがいをもって働きたい』その思いを応援します

SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」のターゲット4.4は、JTEXの目標でもあります。
「4.4 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用・働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。」

時代が大きく変わる中で、奮闘する一人ひとりが、健やかでやりがいをもって働ける世の中になってほしい。そのために、学び続ける働く人に、どういう講座をどういう形で提供していったらよいのか、JTEXはとことん悩みながら、「学ぶ喜び」を提供していきます。

全ての働く人が学び続けることによって、なりたい自分に近づける世の中になってほしい。そのためのJTEXでありたい。それが私たちの願いです。

JTEXは2023年4月からWeb上のMyページ機能を強化し、Webサービスを増やし、デジタルの利便性を加えながら、紙のテキストやレポート添削などアナログでしかできないことを大切にした、新たな通信教育のスタイルを模索しております。

これからも、お客様企業、受講者様と共に「学ぶ喜びのある」職業訓練のご提供に
まい進して参ります。

本年もご指導ご活用のほど、よろしくお願い申しあげます。





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2024年1月5日