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新鬼平随想録
随想 鬼平犯科帳

新着記事

第44回『山吹屋お勝』

 今回は池波の自選作の第2話「山吹屋お勝」(文春文庫5巻)を取り上げ、その概要と感想を述べてみたい。  寛政6年の秋のある朝、巣鴨の大百姓・三沢仙右衛門の長男・初造が清水門外の火付盗賊改め方長官の平蔵を訪ねてきた。彼は今… [続きを読む]

2018年10月5日

第43回『盗法秘伝』

 池波正太郎は亡くなる直前であったが、「オール読物」(平成元年7月臨時増刊号)に、「鬼平犯科帳」の135話の中で、自分が気に入っている話は次の5話であると書き残した。  「盗法秘伝」(昭和44年発表)  「山吹屋お勝」(… [続きを読む]

2018年9月5日

第42回『人情蔑視の時代』

 昭和51年の「オール読物」10月号で、池波正太郎はエッセイストの江國(えくに)滋(しげる)と「長谷川平蔵の秘密」と題して、対談を行った。  この対談の中で江國は、鬼平犯科帳の全編にちりばめられている鬼平の心というか、池… [続きを読む]

2018年7月31日

第41回『流星(下)』

 ところで川越に着いた密偵・粂八と手下の弁吉は、平蔵の知人の医師・藤田伯安の家で寝泊りし、毎日変装して一帯を探索し始めた。そして最後に的を絞ったのは、新河岸(しんがし)川(がわ)の起点から南へ半里の福岡村の外れにある、村… [続きを読む]

2018年7月5日

第40回『流星(上)』

 中村吉右衛門主演の第26話「流星(りゅうせい)」(フジテレビ)が平成2年2月21日放映され、船頭・友五郎は犬塚(いぬづか)弘(ひろし)が好演した。池波は、今夜は「鬼平犯科帳」の第1シリーズの最終回「流星」を見た、鬼平の… [続きを読む]

2018年6月6日