SDGs教材の決定版!!通信教育講座「未来につなぐSDGs入門」が開講しました!

*2021年4月21日(水)

昨今、「SDGs」という言葉を聞かない日はなくなりました。
SDGs(持続可能な開発目標)は企業や各組織の中で急速に進展しています。
このような中で、SDGsをどのように社内(組織内)に浸透させていくか・・
各企業が頭を悩ませています。そこで今回は、4月に開講したばかりの新講座
「未来につなぐSDGs 入門―ビジネスパーソンの新常識―」をご紹介いたします。
 
 


↑ 講師による動画解説 ↑

「未来につなぐSDGs 入門 」―ビジネスパーソンの新常識―」は、SDGsの「自分事化」を狙いとします

2030年への羅針盤である「SDGs」。
今後、SDGsが企業の未来をつくるといっても過言ではありません。
SDGs先進企業もそれを目指す企業も、企業規模にかかわらず、社内への浸透を強化する必要があります。

SDGs は幅広く、経済・社会・環境の課題をカバーしていますので、企業経営に直結します。今やビジネスにおいてSDGsは必須の事項であり、ビジネスパーソンの新常識となりました。

このような特性から、SDGsは一時的な流行に終わるどころか、ますます深まっていくことでしょう。
しかし、SDGsの正しい理解と活用にはかなり難しさが伴います。
SDGsに取り組み始めると、その網羅性から焦点か見えにくくなります。

また、自主的な取り組みであるという特性から、自社ならどうするか、自分の部署はどうするかといった「自分事化」をする必要があります。
おそらくこれが、社内浸透において最も難しい点だと思います。
このような問題意識から、本講座ではSDGsの「自分事化」に役立つように、次のような工夫をしています。

本講座の特色

1.本講座は、チャートやビジュアルも使って、頭にすっと入るようにできています。
一方で、SDGs について必須の要素はしっかり盛り込まれています。
すべての人にとって、SDGs 早分かりのための入門講座として最適です。

2.某中堅企業の取り組み事例を「漫画」で紹介し、具体的な導入プロセスを学習。
SDGs を特別なものではなく、“自分事”として捉え、自分の会社や部署で、どのようにSDGs に取り組めばよいかについて学びます。

3.大企業、中堅・中小企業、自治体などの豊富な実践例からヒントが得られます。
このため、経営幹部、SDGs責任者・担当者はもちろん、すべての従業員の方が理解しやすい内容となっています。

4.社内幹部研修や社員研修の一環として組み込むことで、より効果的に社内浸透を図ることができます。

カリキュラム

本講座は、1か月目学習(基礎編)と2か月目学習(実践編)の構成です。

<基礎編>
  • 1章 SDGsとは何か
  • 2章 世界の動向と日本の取り組み
  • 3章 企業におけるSDGs の役割
  • <実践編>
  • 4章 SDGsを自社で導入するステップ
    • 1. SDGs を経営に実装する
    • 2. SDGs の導入手順―ある中堅印刷会社のストーリー
    • 3. サステナビリティ体系の整備
    • 4. SDGs の社内浸透
  • 5章 事例から見る企業のSDGs
    • 1.「ジャパンSDGsアワード」の優良事例
    • 2.企業のSDGs事例
    • 3.SDGs自治体の事例
    • 4.中堅・中小企業のSDGs「コミュニティ創生」
  • 終章 未来につなぐSDGs
  • SDGsの第一人者による動画解説&添削指導

    本講座は、SDGsの第一人者である笹谷秀光が、「産学官」で培った経験から、初心者にもわかりやすく解説します。
    筆者は、農林水産省や外務省・環境省で勤務し、環境省ではクールビズや温暖化対策を担当。
    清涼飲料メーカー「伊藤園」では取締役などを務め、ビジネス面からもSDGsに携わりました。
    現在は、千葉商科大学の教授(博士)として教壇に立ち、2019年には、SDGsをテーマにした懸賞論文が最優秀賞である経済産業大臣賞を受賞しました。
    解説動画はテキストのダイジェスト版となっており、筆者自身がわかりやすくポイントを解説します(動画収録時間:約45分)。
    また、筆者による添削指導で、学習意欲も高まります。

    SDGsスルーを防ぐ

    最後に、この講座を制作した背景について触れておきます。
    企業のSDGsは、日本を代表する自動車メーカーなどが本格的に取り組みを開始した影響もあり、加速度的に浸透し始めました。
    SDGsは突き詰めると、文明論ではないでしょうか。
    SDGsの取り組み方も、国の文明によって異なります。
    例えば、スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんへの反応などでもお国柄が表れます。

    日本には古来から、「和の精神」や「三方良し」(自分良し・相手良し・世間良し)のようなマインドがあるため、SDGsのポテンシャルは極めて高いといえます。
    ところが、これが「くせ者」です。
    このため、「わざわざ外来のSDGsなどいらない」との議論になりやすいのです。
    これが運命の分かれ目になります。
    このような思い込みと横文字への苦手意識もあって、SDGsを「スルー」してしまうのです。

    「和の精神」や「三方良し」は良いのですが、今のところ世界には通用しません。
    それは、「陰徳の美」を良しとして、あえて自分から発信しないことが多かったためです。
    今は、世代の違いで「わかる人にはわかる」といった空気を読む方法は通じません。
    ましてグローバルには通用しません。
    何より発信しなければ、相手に気づきを与えられず、イノベーションにつながらないことが課題です。

    そこで、「三方良し」を補正して、「発信性」を加えるべきと考え、筆者は「発信型三方良し」を提唱しています。
    「三方良し」の「世間」の課題が、今はSDGsだと考えればよいのです。
    つまり「発信型三方良し」を「SDGs化」していけば、世界に通用するのです。
    これが現代版「三方良し」です。

    以上のような思いから、本講座を制作しています。
    貴社のSDGsの取り組みに、本講座をぜひお役立ていただければ幸いです。

    JTEX×SDGs

    JTEXは、「ひとづくり」「ものづくり」を応援する取り組みとしてSDGsの目標すべてに様々な形で貢献していきます。




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    2021年4月21日