講座情報
【新講座】2025年6月開講
講座コード: H72
受講期間: 2ヵ月
レベル: 入門 初級
レポート提出方式:
記述式
マークシート
Web提出

こんなコースです
失敗は新たな可能性への一歩。その経験が成長の糧となる。
「失敗」には「よい失敗」と「悪い失敗」があります。「悪い失敗」とは、ケアレスミス・手抜き・不注意による失敗で、何も教訓を得ることができず、そのため何度も繰り返される失敗のことです。一方、「よい失敗」とは未知との遭遇によって引き起こされる失敗といえます。「よい失敗」をするには、まず挑戦してみることが大事で、乗り越えた後には大きく成長をすることができます。いわゆる、「チャレンジ」からの「エラー」です。新しい価値の創造には仮設を立て、検証することの繰り返しが必要で、それは「よい失敗」と表裏一体です。失敗を恐れるとチャレンジすることはできません。
本講座では「よい失敗」の大切さについて理解し、失敗を成長へつなげる活かし方について学習します。
学習の目標
- 失敗を恐れないための考え方を習得します。
- 失敗経験を次へつなげる学びとする捉え方や取組み姿勢を学びます。
ねらいと特色
- ビジネスシーンでの失敗例より、失敗の活かし方について学習します。
- ビジネスにおいて、失敗経験を仕事への成果とつなげるためのポイントを説明した、解説動画が付いています。
教材構成
- テキスト:1冊(電子ブック対応)
- 解説動画
- レポート回数:必修課題2回、自由提出課題1回
- T1~T2レポート:(Web提出可)
- 自由提出課題:(記述式)
- ※動画の視聴には、インターネットに接続できるパソコン、タブレットまたはスマートフォンが必要です。
主な項目
| No. | 主 な 項 目 |
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序章 「失敗」とは何?その怖さと、可能性
(1) 「失敗」という言葉が持つイメージとその実態 (2) 失敗は重要だが分析はされにくい (3) 「失敗」は表に出にくく怖い
2) 成功に包まれた失敗にも注意する 3) 失敗を受け入れない組織風土
2) 守りの失敗-事前に分かっていれば非効率な失敗の処理を回避できる 第1章 変化の時代にこそ活きる“失敗力”の本質1-1 今なぜ失敗を学ぶのか
2) 成功は失敗のもと 3) 変化の激しい時代は,まず失敗しないことを考える 1-2 失敗もいろいろ。やっても良い失敗とやってはいけない失敗がある
2) やってはいけない失敗(予防ができるもの)とやっても良い失敗(創造)がある 3) やってはいけない失敗は予測できる 4) やってはいけない失敗からは,失敗のパターンをケースとして学ぶ 5) やっても良い失敗は,前例がなく誰もやっていないと思われること 6) 2つの失敗と活かし方 1-3 失敗原因の分類とその対策
2) やってはいけない失敗の分類 3) やってはいけない失敗への対策で気をつけること 第2章 ビジネスで失敗をする場合の共通点2-1 よくある失敗ケース「成功は失敗のもと」
2) 努力をする方向は正しいか 3) サンクコスト効果でやめられない 4) 表面の問題解決(成功体験)で満足していないか 5) 先延ばしの常態化は悪い成功体験が要因 6) 目的のはき違いによる落とし穴 7) 準備しすぎは対応の幅を狭める 2-2 失敗に陥らないための適正な環境分析とは
2) 客観的に全体を見ること 3) 進むべき方向性(努力する方向)は正しいか 2-3 個別スキルにおける失敗
2) 商談の失敗 3) 人間関係の失敗 4) クレーム対応での失敗 5) プレゼンテーションでの失敗 |
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第3章 失敗からの学び方~失敗への取組み姿勢~3-1 失敗への向き合い方
2) 恐れる必要がある失敗と,恐れなくても良い失敗がある 3) 失敗について深く考えず,とりあえず始める 4) 行動が失敗への恐怖を克服する 5) 失敗が気になりだしたら,目標から目を背けていないか振り返ってみる 3-2 失敗への取組み
2) 失敗の原因を自分に求める 3) 失敗の中の成功を拾い出す 4) 失敗にめげない継続するためのエネルギー源を持つ 5) 困ったときに助けてもらえる自分づくり 3-3 周囲・リーダー・組織の失敗への取組み姿勢
2) 部下が自分の失敗を話しやすい雰囲気づくりを行う 3) 組織全体の気持ちの切り替え 4) 挑戦意欲をそぐ言葉に気をつける 5) リーダーのための失敗を防ぐティーチングと失敗を活かすコーチング指導 第4章 失敗を自分の仕事に活かすには4-1 失敗を活かし,大きな成功に結びつける
2) 安定した時代から変化の激しい時代へ 3) PDCAの限界 4) 失敗経験と創造性の関係 4―2 失敗を取り込んだ創造的フレームワーク
2) 失敗の根本原因を追究する(トヨタ:なぜなぜ分析) 4-3 不毛な失敗を減らすには
2) プレモータムシンキングの進め方 4-4 失敗は逆転のチャンス(失敗は飛躍の原動力)
2) 苦手は大得意になる可能性がある 3) 自分の欠点を活かす方法 4) 隠れた長所を探して引く出す方法 第5章 失敗から学び成功した事例5-1 失敗から成功につなげた偉人(エジソン)
2) 失敗をポジティブに受け止め,粘り強く対応する 3) まずスタートしてみることが重要 4) 研究の本質を追究する 5) やってはいけない失敗は無駄。できるかぎり回避する 6) 失敗を活かすのには,精神的なタフさも必要 7) 変化を求める気持ちを持つ 8) 必要なものをつくる 5―2 失敗を成功につなげた偉人(カーネル・サンダース)
2) 40もの職種を転々としビジネスについて学ぶ 3) はじめての事業で成功 4) 事業の成功と失敗の連続 5) 65歳で無一文から起業 6) 失敗から成功をもぎ取った不屈の精神力 5-3 失敗を活かし製品化したヒット日用品(ポスト・イット)
2) ポスト・イット開発の背景 3) 失敗の中の成功を拾い出す 4) ブルーオーシャンのポイント 5) 失敗を活かすだけのメンタルタフネス |
受講者の声
40代である程度の経験を積んできており、これから責任を担う役職にもなってきました。部下の指導にも使える内容も記されており良かったと思います。
ちゃんと到着しているのか?などの心配がなく、その場ですぐ分かるWeb提出は手軽でよいと思う。資源コストの削減としてエコでもあると思う。
失敗が苦手で、テキストの内容がダイレクトに刺さりました。また、失敗に対する恐怖が強い理由、仕事で現れる影響など、今の自分に100%当てはまるものでした。それに対する対処法や、様々な失敗に対する考え方がテキストにあったので、とても参考になりました。
実際に会社から教えられている知識と、本に書かれていることが違うことがいっぱいあった。読んで「なるほど」と思ったことがたくさんありました。ただ、すぐにこの本のように会社の体制を変えることは難しいと思います。上司や部長クラスの人にぜひ読んでもらいたいと思いました。
テキストは読みやすく良かったです。