技能士の活躍|JTEX 職業訓練法人日本技能教育開発センター

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技能士の活躍

「技能士」へのチャレンジで培った知識・技術で活躍中!

技能士の活躍

JTEXスクーリング講師
徳永 秀夫

「技能士」というブランド

最近よく日本の職人技を紹介する番組が増えてきました。海外で評価された日本の商品が、どのように作られているのか、学びたいと海外から訪問する外国人の番組を観られた方もあるかと思います。言葉は通じなくても、気持ちで伝えようとする親切な日本人の対応に改めて誇りのようなものを感じています。このような神がかった技は、修練を積んだ個人が有する技で、なかなか伝承が難しく、カンやコツのなす技を伝承するには、人間国宝に指定し、国が支援して後継者を育成していくしかありません。

人間国宝の職人技から見れば、私たちがこれまで関わっているものづくり現場での技能は、道具を介してモノを形にする技能で、そんなに難しいものではないはずです。しかも、国が定めた技能基準に到達することで、「技能士」としてのブランドまで証明されるのですから、幸せかもしれません。

「技能士」の学習があったからこそ・・

私は大手自動車会社を退職して5年を経過しております。現役中の23年間は機械加工業務で、ここで3つの「技能士」としての称号を取得するために勉強しました。このことが後半20年の改善エキスパートとしての業務に大いに役立っています。

「技能士」へのチャレンジに必要な基本的な知識が、さまざまな問題解決に役立っているのです。学科では、材料一般・機械構成要素・図面が描けること、また読めること。材料の知識から、適正な材料選択ができることを学びました。

世の中に存在する金属の一つひとつの特性が様々な用途で活かされ、世の中で活躍していることに「技能士」にチャレンジすることで気付いたのです。

「基礎知識」「技術」があっての技能を継承

日本のモノづくりは、昔と違い高度な設備を使用して、高度のモノづくりが要求されています。技術と技能が合体したハイレベルの「技能士」が求められているのです。しかし、基本となる知識は何年経っても同じでして、この知識はしっかり習得しなくてはいけません。知識ありき技能、技術ありき技能となる訳です。私たち年代の役割は、長き現場での経験と基本と応用を実践してきた伝道師です。60歳を超えてからの役割として、モノづくりの継承に関わるため、JTEXのスクーリング講師として、後輩に正しく伝えられる技能を習熟中です。

最後になりますが、人を育成するには時間とお金が必要です。リーマンショックなど、景気に左右され教育経費を削減する場面がありました。そのツケが今回って来て、良い人材がいないと嘆く経営者がいます。いい人材は今足元に存在し、その人材の一人ひとりに目を向けることで、素晴らしい発見が必ずあると私は信じています。

技能検定対策

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